ここのところ、イケムラレイコさんの作品集を見ています。
2019年に東京の国立新美術館で開催された、個展「土と星」の図録です。
356ページの分厚い図録で、一般の書店でも販売されている出版物です。
求龍堂から出ています。
その前に、彼女に興味を持ったのは、「イケムラレイコ+塩田千春 手の中に抱く宇宙」(美術出版社)という
2人の女性アーティストの対話集でした。
イケムラさんも、塩田さんも、ドイツという日本から遠く離れた世界で、
静かに、真摯に芸術に向き合っておられて、一本筋が通ったような、ぶれない芯を持ったような、
精神的な強さを感じまして、「これは本物のアーティストだなぁ」と妙に心強く思いました。
日本の一般の方には、あまり知られていない? お二人ですが、
海外にこういったスーパースター達がおられるということは、日本の誇りでもあります。
イケムラさんは、活動初期にドローイングが高い評価を得て、
スイスのバーゼル美術館に何点ものドローイング作品が所蔵されたとのことで、
私もここ1年間ほど、ドローイングに力を入れてきましたので、
大いに参考になりましたし、勉強させていただいてます。
また、イケムラさんは、絵画、彫刻、ドローイング、水彩、版画、写真と
多様な表現メディアを使われてきました。
私もこれまで、写真、アクリル画、水彩画、オイルパステル画、ミクストメディア、立体、小説、エッセイと
多くの表現ツールを使ってきましたので、今後も一つの表現方法にこだわらず、
躊躇なく多様なメディアを使っていったらいいんだよと、そっと背中を押されているような気持になりました。
そして、やはり感じたのが、私も美術館で個展ができるまでになりたい、ということです。
これまでは、最低年に一度は個展を組んできまして、文化・芸術施設やギャラリーで開催させていただいてきました。
ゆくゆくは、年齢的にもキャリア的にも、美術館での個展というのも、ちょっと考えていいんじゃないかな?
と思えました。考えるだけでワクワクしますし、やる気が出てきます。
イケムラさんの作品には、何か根源的な命のようなものを感じるんですよね。
私も観る人に、命を感じていただけるような作品を創る作家でいたいです。
このように、偉大な先輩方から刺激を受けながら、私のアート人生はまだまだ続きます。